本事業は内閣府「復興支援型地域社会雇用創造事業」により実施します

 

この事業は、2013年3月31日に終了しました。

 

 

理念 (12/9/2)

<岩手ソーシャルビジネススクールの理念>

 禅語に「松柏(しょうはく)千年(せんねん)の青(せい)」という言葉があります。松柏千年の青、時の人の意に入らず。牡丹一日の紅、満城の公子酔う。松柏は、中国では常緑樹の代表として連称されます。松柏の千年常に変わらぬ青は、世の人々の関心をかうことはありません。牡丹の一時の艶やかな花に、満都の貴公子達は酔いしれます。人は不易な本質には意をとめず、表層の現象のみに心を奪われます。けれど常に変わらないことのなかにこそ、重々無尽につながり合ってこの世を成り立たせている本質があります。
 被災地のなかから、地域の暮らし・仕事・楽しみをとり戻すには、外の華やかなものに囚われることなく、営々と地域に受け継がれる美意識や伝統の技、土地の知恵、先人たちの営み、自然観を生かしていくことが求められます。三陸という地の暮らしの楽しみ方を誇り、地域や人がつながり、地域に受け継がれる共助・共同の精神を花開かせていくことが望まれます。
 私たちは、「松柏千年の青」の考えを受け継ぎ、このような想いを籠め、暮らし・仕事などを生みだす地域の起業、新規事業の立ち上げをお手伝いさせていただくことを願っております。

 

 現在、被災地では住民の方の流出に歯止めがかからず、復興に向け、仕事づくり・生業づくり、良好な住宅の確保が求められています。これに対応する力強い取組みが新たに望まれています。
 その際、かつての明治三陸や昭和三陸の時がそうであったように、復興を成し遂げていくには、行政主体の取組みだけでは限界があります。住民や地域の方が、共助や共同の精神を生かし、自らに暮らしの糧を生みだす取組みが重要となります。そもそも希望とは、他者から与えられるようなものではなく、自らの取組みや地域のつながり を通し、一歩を踏みだしていくことで叶えられるものと考えられます。
 このような地域の仕事や生業を自らが、地域とつながり合いながら、生みだすきっかけと機会を住民の方や地域にご提供し、それを支えていくプロジェクトの展開が火急に求められます。
 このような想いをもとに、一般社団法人SAVE IWATE(岩手県盛岡市;代表理事 寺井良夫)は、一般社団法人京都ビジネスリサーチセンター(京都市左京区吉田本町;代表理事 原良憲)と連携し今年度の初めに、岩手ソーシャルビジネススクールを開設いたしました。